成人の日のことは良く覚えている。
50年前である。
随分古い事で有るが、その朝の空気や景色臭いまでも記憶に残っている。
京都市の主催する式典に出ていい訓示を受けたとかでは全くない。
そんなバカらしい物に出る気は更々無かったし、京都市から私に来いという知らせも無かった。
2月11日夜は、女の子と河原町辺で遊びそのまま岡崎に流れて、馴染みの旅館に泊った。
その娘は、一つ年上短大卒で丹後、広島だったか忘れたが出身だった。
私は、そのころ自動車販売会社の経理課でソロバンをはじいていた。その娘は事務員で入ってすぐに仲良くなった。
年上だったが幼く従順な娘だった。
私にはそう見えていたが実は違っていたのかも知れない、女性の事を見聞きしているとそうかなと思えて来る。
とにかく50年前の成人の日は、その娘と前夜の疲れを残した身体を寄添わせて岡崎京都会館の横を腕組歩いて来た。
その娘が、あんた今日成人式よ20才でしょ。
と言った。ふ〜んそうか、と私は何の感慨もなかった。
じゃあ名実共に大人になった。君が大人にしてくれたんや、、そう言ったら、うふふとその娘が笑った。
切れ目で香水の臭いをプンとさせてる娘だった。
昭和39年1月12日成人の日私の思い出である。
楽しみにお待ちしてるのですが。
返信削除お忙しいのかしら?
余裕が出来はったなら、復帰してくださいね。
楽しみにしておりますよ。